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子供たちに頼らずに卒業式の準備をして思ったこと

今週のお題「卒業」ということで、記事を書いてみます。

 

 

勤務校では、卒業式は行うということになりました。

 

いろいろと自粛が続いているなか、

 

式が実施できるだけでも、ありがたいことです。

 

 

 

例年であれば、卒業式の会場準備は5年生の子供たちと行います。

 

今年はもちろん、それはできません。

 

 

会場の椅子並べ、清掃など子供たちに手伝ってもらっている仕事を

 

今日、教職員で行いました。

 

 

 

時間はそれほどかかりませんでしたが、

 

なんだかとても寂しい気持ちになりました。

 

 

 

 

毎年、5年生は感謝の気持ちをもって

 

卒業式の式場をつくり、

 

次は自分たちが最上級生になるんだと、気持ちを高めます。

 

 

 

 

自分たちで作り上げた式場で、卒業式の練習を行い、

 

「どうしたら6年生に気持ちを届けることができるか。」

 

を真剣に考えます。

 

 

 

 

もちろん、

 

「めんどくせ〜」

 

と思う5年生はいます。

 

 

 

 

でも、今年の5,6年生のつながりは

 

今までの教員人生の中でも

 

最高のものでした。

 

 

 

クラスの子たちは、心から

 

「6年生のために、最高の卒業式にしたい!」

 

と願っていました。

 

 

 

 

 

6年生の送る会ができないと知ったときの

 

子供たちの、なんともいえない悲しげな表情、

 

「せっかく練習してたのに」

 

ではなく、

 

「6年生が かわいそう。」

 

と、心から悲しんでいるような子たちでした。

 

 

 

 

「先生、卒業式は 出られますよね。」

 

と聞きにきた女の子。

 

次の日、それも無理であることを伝えると、涙を流しました。

 

 

 

 

 

ここ数日、子供たちに会えていませんでしたが、

 

今日、式場の準備をしながら、

 

いろいろなことが頭をよぎりました。

 

 

  

 

 

全国の学校で、同じ思いをしている子たちがいます。

 

仕方がないことかもしれません。

 

でも・・・

 

「仕方がないよね。」

 

と、なかなか切り替えられません・・・。

 

 

 

 

 

 

日本中で

 

卒業式で悲しい思い、寂しい思いをした子供たちに、

 

ステキな未来が待っていますように。