楽しい学校

学級通信 学級経営 クラス遊びなど紹介します。

昨日、最後の学級通信を配りました。

みなさんの学校では、卒業式・修了式はどのようなかたちで行われたでしょうか。

 

わたしの勤務校では

 

卒業式

・国歌斉唱→音源を聴くだけ(歌わない)

・卒業証書授与→通常どおり

・学校長式辞→実施(5分以内)

教育委員会、来賓祝辞→文書配布のみ(来賓の参列は無し)

・門出の言葉→なし(歌わせてあげたかった・・・)

・校歌斉唱→音源を聴くだけ(歌わない)

 

という流れでした。

 

最後の校歌斉唱では、マスクをつけた口元が自然と動いて最後の校歌を口ずさむ6年生の姿に、涙がこらえられませんでした。

 

小学校生活最後の16日間を、大切な仲間と過ごすことができなかった6年生ですが、今年一年そうだったように、明るくすてきな笑顔で卒業していきました。

 

 

 

昨日の修了式は、教室で放送による実施となりました。

びしっと背筋を伸ばし、真剣な表情で修了式の放送を聞くクラスの子供たちの姿に、この1年の大きな成長を感じました。

 

そのあとは、3学期の通知表・修了証を渡し、思い出のスライドショーをみんなで鑑賞しました。スライドショーの最後には、子供たちへのメッセージをいれたのですが、そのメッセージを見ながら涙を流してくれる子もいました。

 

 

今の学年の子たちは4・5年と続けて2年付き合った、とっても思い入れのある子たちです。2年前の、幼くやんちゃなあの子たちが、よくここまで育ってくれたなあと、スライドショーを見ながら、1人で感動してしまいました。

 

 

最後は、今年度最後の学級通信を配りました。

このときになると、いつもにぎやかな子供たちも、どことなくシーンとした雰囲気になっていました。

 

 

最後の学級通信には、こんなことを書きました。

 

今からここから
今まで仲の良かった人や大好きだった先生と、クラスが別々になったことが嫌で寂しい人がいるかもしれません。でも、これからは5-1のメンバーみんなで新しいクラスをつくっていきます。だから「さびしい」とか「いやだなぁ」とかグチを言うのは、せめて今日だけにしてください。それもクラスのみんながいないところでこっそりとね。そうでないと、今日から一緒にスタートする仲間に失礼というものです。そして明日からみんなで楽しく過ごしたいと願っています。どうぞよろしくね。

 

上の文章は、みんなに向けて学級通信第1号に書いたものです。これを書いてから、あっという間に1年が過ぎました。さて、みんなにとってこの1年間はどんな1年間でしたか?「みんなで楽しく過ごしたい」なんて、エラそうなことを書いてしまったけど、本当にみんなが楽しく1年間を過ごすことができたのか、今でも心配で仕方がありません…。
もしも今、「楽しかった!」と思っているなら、それはみんなの力です。ちょっとがまんして、友達のことを思いやって、楽しむときは思いっきり楽しんで、そうやって自分で自分の心を楽しくすることができたのです。
 もしも今、「あまり楽しくなかったな…」と思っているなら、ごめんなさい。それは先生の責任です。次の4月からは、新しい友達、新しい先生と一緒に楽しい時間を過ごしていってね。
 いよいよ、4月からは6年生だね。きっと今年以上に、小学校最後の1年間はあっという間に過ぎていくから、1日1日を大切に過ごしていってね。最上級生として、みんなが学校のいろいろなところで活躍すること、本当に楽しみです!!

 

縁あってもう1年、またこの学年の担任になりました。4年生のときには、授業や行事などで、クラスを越えたたくさんの交流がありました。全員の顔と名前がわかる、記憶力が弱い私にはちょっと安心したスタートを切ることができそうです。毎日楽しいことが待っている、明日も学校に行くのが楽しみ、そんなクラスにしていきたいと思います。

 

 上の文章も、第1号で保護者の皆様向けに書いたものです。「毎日楽しいことが待っている、明日も学校に行くのが楽しみ」、そんな気持ちでお子様が毎日過ごせるよう、できる限りのことはしてきたつもりです。でも、わたしの力など、まったく必要のないほど、ステキな子供たち、そして、保護者の皆様に助けていただいた1年でした。
 一年間の温かいご支援、本当にありがとうございました。力不足の担任でありながら、ここまで子供たちがまっすぐに育ったのは、みなさんのお力があったからです。

 いよいよ4月からは6年生ですね。来年度も、学校への変わらぬご支援とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。本日確かに、大切なお子様をお返しいたします。ありがとうござました。